農林水産省_花や芝生等の花き類は、放射性セシウム検査は行わず、出荷や作付にかかる制限もない

●農林水産省
野菜、果樹、花きについて 平成24年6月4日現在http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/shohi_qa.html
(一部抜粋)

5.花き等について
Q12 花きについては、外部被ばくが心配されますが、飾っても大丈夫なのでしょうか。

 A12花や芝生等の花きによって起こりえる被ばくは外部被ばくであって、食品のように食されることによる内部被ばくとは異なることから、現在、野菜や果実などで実施されている放射性セシウム検査は行わず、出荷や作付にかかる制限もありません。例えば、原発事故直後の農産物から検出された最も高い放射性物質濃度である約50,000ベクレル/kgと同程度の放射性セシウムを含む花があったと仮定し、これを人から1mの距離に2ヵ月間置き続けた場合、追加的な外部被ばく量は年間0.003ミリシーベルトです。これは、日本における自然界からの一人当たりの年間平均総被ばく量1.5ミリシーベルトと比べるとかなり低い数値です。
なお、世界の一人当たりの年間平均総被ばく量は2.4ミリシーベルトと言われています。

 Q13ホームセンター等で販売している芝生や苗木には土がたくさん付いていますが、大丈夫なのでしょうか。
A13芝生や苗木等によって起こりえる被ばくは外部被ばくであって、食品のように食されることによる内部被ばくとは異なります。
平成23年に、芝生の主要な生産地において、芝生の放射性物質検査を実施した際に、1,500ベクレル/kgが検出された事例がありましたが、この数値を用いて、以下の2つの例について、年間被ばく総量を評価してみます。

【例1】
児童や生徒が、1,500ベクレル/kgを含む半径10m(面積=314平方メートル)の芝生面において、芝生から顔までの距離10cmの距離で1日2時間、年間200日間、寝転がった場合の年間被ばく総量は0.007ミリシーベルトになります。

【例2】
芝生生産者が、1,500ベクレル/kgを含む半径100m(面積=31,400平方メートル)の芝生面において、芝生から顔までの距離1mの距離で、1日6時間、年間240日間、芝生管理作業を行なった場合の年間被ばく総量は0.046ミリシーベルトになります。
上記の例1及び例2で評価された年間被ばく総量は、日本における自然界からの一人当たりの年間平均総被ばく量1.5ミリシーベルトと比べるとかなり低い数値です。
なお、世界の一人当たりの年間平均総被ばく量は2.4ミリシーベルトです。